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排卵障害

黄体機能不全 

女性の身体は妊娠に備えるため、女性ホルモンによってコントロールされています。妊娠をするためには、月経が始まってから排卵までは質の良い卵子を育てること、そして排卵から基礎体温の高温期前半までは妊娠するための準備を整えることが重要となります。これらの準備が整わず不完全で、卵胞発育不全や子宮内膜感受性低下などを伴うときは「黄体機能不全」が疑われます。

黄体機能不全の診断基準は、基礎体温における高温期が9日以内である、基礎体温の高低差が0.3度未満、子宮内膜の厚さが8mm以内、プロゲステロンが10ng/ml未満であることが挙げられます。基礎体温を高温状態に保つのがプロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンです。プロゲステロンは妊娠に備えて子宮内膜を厚く、柔らかくして受精卵が着床しやすいような状態に整えます。

しかし、このプロゲステロンの分泌量が少ないと、子宮内膜が充分に準備されず、着床しにくい状態になります。また、卵子が成熟せず、排卵障害を起こす原因にもなります。このプロゲステロンの分泌が少ない状態を「黄体機能不全」と言います。黄体機能不全の原因としては、卵胞刺激ホルモンの分泌低下、黄体形成ホルモンの分泌低下、子宮内膜の感受性低下が挙げられます。

プロゲステロンを調べる検査には、高温期の中間に採血してプロゲステロン値を測定するホルモン検査、高温期の中間に子宮内膜の1部を採取して、細胞の状態を見る子宮内膜日付診などがあります。