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排卵による様々な症状

排卵と頭痛 

排卵痛の症状として多く見られるのは、下腹部の痛みや張りです。中にはこの下腹部痛や張りの他に頭痛を訴える人もおられます。この頭痛のタイプとしては「偏頭痛」が考えられます。偏頭痛の症状として、目の奥の痛みや音に過敏になる音声恐怖、吐き気、消化不良などがあります。偏頭痛が起こる原因としては、まだ解明に至っていないのが事実ですが、セロトニンが減少することによって血管が拡張することで頭痛が発生するという説が一般的のようです。

このセロトニンとは、脳内の神経伝達物質で、脳内の太い血管を収縮させる働きを持っています。そのため、セロトニンが減少すると血管の拡張が起きて偏頭痛になると言われています。このセロトニンの減少の原因のひとつとして考えられるのが、エストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンの影響です。

エストロゲンは月経周期の中でその分泌量の減少と増加を繰り返します。このエストロゲンの減少がセロトニンの減少にも繋がって偏頭痛が起こるとされています。また、セロトニンは神経伝達物質で、シナプスと呼ばれる神経終末で放出され、ニューロンに情報が伝達されます。

そして次のニューロンに伝達するためには受け取る側にセロトニン受容体が必要なのです。エストロゲンの減少によってセロトニンの受容体も減少して、シナプスで次のニューロンの受容体に伝達できず、結果セロトニン自体も減少してしまうのです。しかし残念なことに脳幹部においてエストロゲンとセロトニンがどのような連動を起こしているのかはまだ解明には至っていません。