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女性ホルモンの基礎知識

女性ホルモンと骨盤の関係

女性ホルモンを分泌する重要な器官である卵巣や子宮を守っているのは、骨盤です。

女性の骨盤は、その重要度が男性と全く違います。妊娠により大きくなる子宮を保護しながら、胎児が生まれてくるときには、できるだけスムーズに出られるように広がる役目もあります。

一見、矛盾する働きの両方にしっかりと対応するのですから、良く出来ているなぁというのが正直なところですね。人体の神秘といえます。

骨盤は、その働きのため、横に大きく張り出した形状になっています。

 

ところで、女性は身体が男性に比べて小さいのにもかかわらず、男性にはない内臓を抱え込んでいます。つまり、子宮や卵巣のことですね。

このため、下半身の血行が滞りやすく、冷えやすいともいわれています。もともと、女性は男性よりも筋肉がつきにくく、代謝が悪い。それに加えて血行が滞りやすいため、冷え性が多いのだそう。

冷え性のもともとの原因が、子どもを産むためと考えると、なんだか不思議な気がします。

骨盤は、仙骨、尾骨、恥骨、坐骨などいろいろな骨から形成されています。骨盤を形成する骨と骨の間には隙間があり、大きく広がったり小さく締まったりと形を微妙に変えることができるようになっています。

それは男性も同じなんですが、可動域が大きいのは女性です。男性は、一生を通じて、骨盤の形が変わることはありません。

理由はもちろん、出産のためですね。

妊娠し、胎児が成長すると子宮は重さを増し、下がってきます。胎児が外へ出てしまわないよう、骨盤は適度な大きさに変化し、保護しつつ出産準備のために少しずつ開いてもいます。

このように骨盤が形を変えるとき、骨盤内・周辺の筋肉や血液循環も、影響を受けます。そして、こういった変化は出産時に限らず、月経周期の影響によっても起きます。

月経時に鼠径部(脚の付け根)や、脇腹に痛みを感じることがあるのは、この骨盤の変化の影響です。

月経自体も、出産の準備ですから、影響を受けるのは仕方のないことですね。